ピッキングと検品作業

ピッキングは、工場の出荷担当のスタッフが行う基本作業になります。ピッキングとは注文内容に記載されている品物を倉庫から運び出す作業のことです。ピッキングは大きくオーダーとバッチの2つに分けられていて、荷物の量に応じてその都度やり方を変えていきます。荷物を取り出して出荷先ごとにまとめる作業は一見すると簡単そうに感じられますが、一連の動きをスムーズに行うにはある程度の経験が必要です。ピッキングが完了したら次は検品に移ります。検品は文字通り、種類や数量、宛先などに間違いがないか注文リストと照らし合わせる作業です。チェック漏れがあると誤配によるトラブルが生じやすいので、細心の注意を払って行わなければいけません。

梱包と商品の配送作業

検品作業による注文リストの照らし合わせで問題がなければ、次は梱包に移ります。梱包は専用の段ボールに商品を入れる作業ですが、ただ中に詰めれば良いというわけではありません。いい加減な詰め方をすると商品が変形、破損などを起こしてクレームに繋がります。配送中に落下や接触といった不測の事態に備えて、破損しやすい物は上に置く、隙間を作らないなど様々な工夫を凝らさなくてはいけません。ピッキングと同様に、商品ごとに最適な梱包ができるようになるには、ある程度の経験が必要になります。梱包を終えたら指定された住所へ発送して完了です。配送先が複数ある場合、段ボールのデザインや大きさが一緒だと間違えることもあります。送り状はまとめて行わずに、梱包が完了したタイミングでその都度貼布することが基本です。